2014-03-12 ニャ 僕には弟分がいて あいつはいつも扉の前で 部屋にいれるよう催促してた 暑い日も寒い日も 布団の中に入ってきては お腹がすいたと顔をぺしぺしするまで 一緒に寝るのが常だった 2年ほど前から 僕は新しく居を構え あいつと寝ることはなくなったけど ふと実家に帰ったときに あぐらをかいた膝の上で くつろぐ姿に変わりはなかった ポケットの中にいれて持ち帰った 十数年前から昨日まで 僕は幸せだった あいつも そうだったらいいな