DVD

“ACミラン サッカースクール チャンピオンに学ぼう”なるDVDを購入した。ユース世代の練習、それから同じ練習をしているトップチーム、そして実際の試合での局面と画面が切り替わっていく構成になっている。プロも練習方法はそれほど変わっているわけではなく、ただプレーの精度とスピードが上がっているだけだし、どういった練習がどのような面で役立つかが非常に分かりやすくていいね。
間にはプロへのインタビューもあって、中でもルイ・コスタの話す内容が印象的だったし凄く共感できる部分がある。過度の期待をかけすぎないこと、楽しむこと、そういったことを繰り返し話していて、プレーヤーとしては勿論人間的にも大好きな選手の1人だと改めて思った。
特に少年団を指導していてよくあることなんだけど、試合中に子供に怒鳴るコーチを目にすることがある。ダラダラしていたら、集合時間にブランコ乗って遊んでいたりしたら、ワシだって怒る。でも、試合等で上手くいかなかったプレーを怒ったって仕方ないやん…それは結局のところ教え方が悪かったんでないの、と思ってしまう。コーチする上で一番の禁忌は“何でこうしないんだ、な何で出来ないんだ”って頭ごなしに言うことだと思っている。そんなこと言われたらやらされるサッカーになってしまって、きっと嫌いになってしまい続かない。出来ないことは練習すればいい、出来るようになったらいい、こんなスタンスでやってるけどやっぱりこれでいいんだと思った。


話が少し逸れました、取りあえずいい内容のDVDでした。
が、いつも思うことなんだけどもう少しレベルの低いトレーニングが紹介されてる本なり映像なりないもんかなと。日本製にしろ海外製にしろ、クラブチームなど選抜された選手が練習しているメニューが紹介されるわけでして、例えばパスにしろドリブルにしろ登場する子は皆ある程度のレベルには達しているんですよ。でも教えている子達は様々で、同じメニューをこなそうとするとどうしても練習にならない子が出てきてしまう。コーンの間をこうやってドリブルしてセンタリングしてシュートって言われても、ドリブルがコーンに当たりまくった上にセンタリングを蹴れるスキルもない…初心者なら出来なくて当然でしょ。止まっているボールを普通に蹴る方法、そういったことを飽きずにやるうまい練習、そのバリエーションが豊かな教材が欲しいです。


どーでもいいけど、このDVD学校の経費でおちひんかな…