ならばよし

zuratoko2006-01-24

いつの頃からか定かではないんですけども、
随分昔から三国志が物凄く好きなんです。


小学生の頃は“人形劇三国志”を楽しみに見てました。
といっても内容は全然覚えておらず、
紳々と竜々という2人の兵卒がいたことぐらいが印象的です。


中学生になると吉川英治さんの三国志を主に読んでました。
学期テストの頃になると、決まって1巻から読み直すんです。
全8巻なのでテストが終わる頃にはだいたい読み終わってる感じで、
夜中起きて勉強そっちのけで夢中になってました。
光栄のシミュレーションゲームに嵌ってたのもこの頃ですね。
いわゆる能力が数値化されているので、
小説ではあまり活躍されていない武将の数値が高かったりすると、
いったいどんな人物だったのかと興味津々でした。


高校生以降になると数多の方が書かれた三国志を読むようになりました。
色んな解釈の仕方があって、それがまた面白かったりもしました。
訳注が書かれてあるにも関わらず漢和辞典片手に正史を読んだりもし、
そうして自分なりの解釈を煮詰めていくのが悦びでした。


本でも漫画でもゲームでも誰かと話しててもそうですが、
様々な方の解釈を見聞きして新たに構築してみたり、
また自分の解釈を伝えるのが凄く楽しいんです。
相手を論破する必要なんて微塵もなく、
そういう捉え方もあるのかと思えるのが楽しいんです。


蒼天航路…心から待ち遠しかった漫画でした。
話の先行きは分かっていることばかりなのに、
夢中になり、そして何度となく涙を溢してしまいました。
強烈な個性に貫かれ、新たな武将達に出会えるのが至極嬉しかったです。


王欣太先生、ありがとうございました。
また三国志が好きになりました。