泣きたいとき

本を読むにかぎる。


泣く為に次のページをめくり、
泣く為に次の行を目で追う。


なんてことない情景を思い描き、
忠実にドラマを組み立て、涙を流す。


夏が過ぎて慌しい日々が終わり、
久しぶりのお休みの日、
本を読み、涙を流して過ごす。


疲れているのかもしれないけれど、
こんな過ごし方は嫌いじゃない。